2011/01/26

「そうっと、そばにいる」


NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
「涙も笑いも、力になる~院内学級教諭・副島賢和」
http://www.nhk.or.jp/professional/2011/0124/index.html

またお一人、すごい先生発見。
私も足元ぐらいに及べるようにがんばりたい。

※ NHK ワールドプレミアムで再放送がある!
1月31日(月) 11:05~11:53 (日本時間)


2011/01/25

オーディオリンガル法

特に脈絡もないのですが…

ゆうべ第2言語習得の本を読んでいて、
「オーディオリンガル法(言葉の教え方の1つ)はコードー主義だからよくない!」
「時代はニンチだ! コミュニカティブだ!」
みたいな話を最近聞いたのを思い出しました。

私はそういう流行り廃りには興味なくて、
「学生さんをノセることができるなら何法とか関係ないでしょう?」
という立場です。

で、おととしになるのかな?
私が通う大学院のレポートに
「何でもいいから教授法を1つ選んで長所と短所書け」
という課題が出たんで、
あえてオーディオリンガル法を擁護する話を書きました。
よかったら読んでやってください。

レポート:オーディオリンガル法云々

これまとめてて思ったのは、
「自分で資料にあたって調べないと危ない」ということでした。
無責任なプロパガンダなんて、
本当にすぐ身近にありますからね。

たとえば先に、
「オーディオリンガル法はコードー主義だからよくない!」
という例を挙げましたが、
「ホンマにそうなんかー?」
という論文があります。
私のレポートにもちょっとだけ引用しました。

http://applij.oxfordjournals.org/content/27/3/519.full.pdf+html

Castagnaro, P. (2006).
Audiolingual Method and Behaviorism: From Misunderstanding to Myth.
Applied Linguistics, 27 (3), 519–526.
(『オーディオリンガル法と行動主義 -誤解から神話(作り話)まで』)

目から鱗ボロボロでした。
言われてみると、「チョムスキーがやっつけた」
と言われているスキナーの「オペラント条件付け」と、
ドリル練習は関係ありませんね。
こういう、

「気をつけろ! 暗い夜道とプロパガンダ」

みたいな論文、大好きです。

というわけで、
偉い(と言われている)先生の言うことを、
鵜呑みにしないように気をつけたいものです。

2011/01/17

org-googlecl.el で Bloggerに投稿、インストール編


私は現在、パソコンでの作業の大半を、
万能エディタのEmacsの上で処理しています。

メールの送受信、ニュースや情報の収集、文書作成、などなど。
もうEmacsのない生活が考えられない状態なので、
すでに「あっち側」に行ってしまった人なのかも知れません。
それで、情報発信もEmacs上でできればとても楽だと思います。
それでEmacsからブログに投稿する方法を調べました。

いくつか方法を見つけたのですが、
Weblogger-mode はうまく動作してくれませんでした。
mapaeは難しそうでパス。
のこった選択肢、org-googleclがうまく動作しました。
日本語もふつうに通ります。
便利すぎて泣きます!

Emacs で org-mode を便利に使っていることが前提。
私の環境はWindowsではなくUbuntu10.04で、
Emacs23を使用しています。

インストール手順

1.googleclのインストール

Googleのサービスをコマンドラインから操作するシステム。
これがないと、org-googleclは動かない。

http://code.google.com/p/googlecl/downloads/list

から最新のものをダウンロードします。
Ubuntuの場合、ダウンロードしてきた.debファイルを、
ダブルクリックするだけでインストールされました。
楽ちん。

2.org-googlecl をインストール

https://github.com/rileyrg/org-googlecl

から、org-googlecl.el をもらってきて、
lisp置き場に置きます。
私の場合は、~/.emacs.d/lisp/ 以下に置いておきます。

3. .emacs.el に登録

.emacs.elに以下を記入。

(require 'org-googlecl)
(setq googlecl-blogname "菊川亭日常")
(setq googlecl-username "hogehoge@gmail.com")
; hogehoge@gmail.com の hogehoge は適宜変更。

4. org-mode で何か書く

省略

5. 書けたところで投稿する

org-modeで編集しているファイルの、
投稿したい部分にカーソルを置いて、
M-x org-googlecl-blog

もしそれがEmacsからBloggerへの初めての投稿であれば、
デフォルトのブラウザが立ち上がり、
(わたしの場合はFirefox)
その投稿主を認証するかどうか尋ねてきます。
でブラウザ上で「認証する」(という文言だったと思います)
のボタンを押下し、
再度 M-x org-googlecl-blog を実行します。

途中いくつか入力を促されます。
Label などを適宜入力します。

6. 完了

(当たり前だけど)エラーが出なければ完了です。





Emacs の org-mode は、
さまざまな文書をとても楽に作成できるシステムです。
その便利な機能の数々を、
ブログの投稿に反映させられるのが、
この org-googlecl のミソです。

はー。楽が一番!

org-googlecl.el の改造


昨日「よっしゃーこれでOKー!」と喜んでいた、
「EmacsからBloggerに投稿しようプロジェクト」
だったのですが、
実はあれから、「やっぱダメじゃん」ということが発覚し、
いろいろと試行錯誤をしておりました。

問題というのが、
「1行とか2行とかの投稿なら問題ないんだけど、
段落が多くなってくると、
改行がたくさん入りすぎて、読みにくい」
というものでした。

どうもファイル変換の際に、
段落ごとに<p></p>を挿入してしまうのが、
Blogger的にはよくない模様。

ということで、
org-googlecl.el を改造です。
135行目あたりの、



(with-temp-file  tmpfile
(insert bhtml)
(goto-char (buffer-end 1))
(insert googlecl-footer))



というところを



(with-temp-file  tmpfile
(insert (replace-regexp-in-string
"<p>\n*\\(\\(.*\n\\)+?\\)</p>"
"\\1" bhtml))
(goto-char (buffer-end 1)))



に置き換えました。
文字列 bhtml はorg-modeが作ったhtmlコードで、
そこからタグ<p>と</p>を、
関数replace-regexp-in-stringで削除します。
ついでに、プログラムの作者のページへのリンクを挿入する
googlecl-footer も削除しました。

これでちょっとは見栄えがよくなるはず!

と、ちょっと強調して言ってみました。
どうでしょう?

これがうまく表示できていたら、
明日あたりに、
org-googlecl.el
の導入方法について書きます。

2011/01/15

org-googlecl のテスト成功


おお、できた!
感動!


--
My Emacs Files At GitHub

org-googlecl のテスト


今、Bloggerのブログ(この『菊川亭日常』)に、
愛するEmacsから何とか投稿できないか、
試し中。


--
My Emacs Files At GitHub

市場介入来た

《匯市》央行出手保29元!台幣轉貶,收最低
( 2011/01/13 16:36 時報資訊 )

【時報記者任珮云台北報導】外資今天再買超台股91億元,
台北外匯經紀公司新台幣匯價收盤前再升抵29.006元,
最後一盤央行進場調節,匯價由升轉貶,最後以29.605
元收盤,貶值0.5分,成交量為12.52億美元。
央行今天在臨收盤前再進場,一把抓進美元,將新台幣由升值打為貶值。
市場解讀央行和外資的角力越演越烈。

--------------------------------

ドルは世界中に腐るほどある。
アメリカはもちろん、中国にもたくさんある。
売りたい人は山のようにいる。
そういうドルが台湾に流れ込んできている。
つまり、そのドルをNT$と交換して、
預金したり、株を買ったりするためだ。

そのままだとNT$の値段は上昇して、
輸出に頼る台湾経済にはとても不利になる。
だから台湾の政府が為替市場に介入して、
ドルを買ってNT$を売っているらしい。
それがこの記事。

おそらく、台湾の中央銀行も、
韓国の2008年ごろと同じで、
NT$を大量に刷ってドル買いをしているのでは?
となると韓国と同様、

「将来のインフレの種をせっせと蒔いている」

ことになるのでは?

ドルと人民元の押し付け合戦が、
とても身近で発生している、
というお話でした。

怖いです。

日本人観光客はやっぱり多かった

台湾への中国人旅行客67%増、日本人抜く
(2011年1月12日22時16分 読売新聞)
<前略>
同観光局によると、08年7月、中国人の台湾での団体観光が解禁されて
以降、中国人旅行客が急増。10年は前年比67・8%増で163万735
人を記録。日本人旅行客は同7・9%伸びて108万153人となったが、
中国に大きく引き離さ れての2位だった。
<後略>
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先日、ホテル管理学科の学生さんたちに、
「何でホテル管理学科は日本語が必修科目なの?」
と尋ねると、
「台湾は日本人の観光客が多いからに決まってんじゃん」
と言われてしまいました。

それで、どのぐらい日本から来るのか知りたいと思っているところに、
ちょうどこの記事が。
何と年間100万人以上の人が来てたんですね。
びっくり。

そのうち何人かは、
観光ビザで日本語教えてんだろうなー(笑)

2011/01/14

民国100年度の予算が成立したそうなのですが、

舉債2053億馬四千萬國務費一毛未刪(自由時報、2011/01/13 04:11)


〔自由時報記者邱燕玲/台北報導〕立法院院會昨三讀通過
民國一百年度中央政府總預算案,歲出減列一九七億餘元,
改列一兆七六九八億餘元,刪減率約一.一○五%,
略低於上年度一.一五%;其中馬英九總統四千萬元的國務機要費、
行政院長吳敦義一百二十六萬六千元的院長特別費,全都一毛未刪。

歲入為一兆六三○五億元,與歲出差短為一三九三億元,
債務還本六六○億元,尚需融資調度二○五三億元,全數以舉債支應。
--------------------------------------------------------------

歳入が約1兆6305億元、歳出が約1兆7698億元、
足りない分は国債2053億元で補うのだそうです。
今日、モスでたまたま見た新聞に書いてたんですが、

Yahoo! 台湾で検索かけたのですが、
この話題に触れていたのは、
野党系のメディアの自由時報と民視だけでした。
あとはみーーーんな公務員の退職金が優遇されてる云々の話題ばかり。

みんなあんまり国の予算とか関心ないんでしょうか。

ちなみに、今日入ったモスで、
注文したものが30分以上出てこなかったので、
(お腹ペコペコでフラフラしながら)
お店の人に尋ねたら、
丁寧にあやまってくださって、
代金を全額返してくれた上に、
注文した商品プラス、アイスティーをサービスしてくださいました。
(別に怒鳴ったりとかしてませんよ!)
ありがとうございました!

それはそれとして、
この台湾の国債って、誰が買ってるんだろう。
「債務返済660億元」って書いてあるけど、
誰に返したの?

日本のように国内で買われてるんだったらいいけど、
韓国の国債のように、
怖い人達に買われてるんだったら、
後で大変なことになってしまうんではないでしょうか?

2011/01/10

ビッグマック指数

ビッグマック指数(2010年10月)(社会実情データ図録)

今日の$1=NT$29.243
2011年1月10日のビッグマックの価格=NT$130.(130/29.243=$4.45)

アメリカでのビッグマックの価格が、
2010年10月と変わらず$3.71だったとすると、

4.45-3.71=0.74

ということで、台湾の通貨NT$は、過大に評価されているということになる。
ということは、現状の為替レートは、
台湾にとって輸出が不利、てことになるのか。

輸出に不利ってことは、
台湾の経済はこれまで輸出に頼ってきたから、
このままのNT$高が続くと、
台湾に入ってくるお金が少くなり、
デフレになるってことだろうか?

で、これを防ぐために、
国ぐるみでNT$の価値を下げようとすると、
ドルを買って、NT$を刷って(順序逆?)、
国内にNT$を増やすことになる。

でも、そういうことをしてしまうと、
いずれ韓国の二の舞になってしまうのでは?
つまり、致命的なインフレに苦しむ、みたいな。

アメリカはアメリカで、ドルをバンバン刷って、
世界にまいているみたいだし、
したがってこれからドルの価値はしばらく下がりつづけるだろうし、
それに対応しようと思ったら、
NT$もバンバン刷ってドルを買わないといけないだろうし、
それで必要以上にNT$が供給されて、
インフレになる、と。

なんか泣けてくる話だ。
がんばれー、台湾!

2011/01/05

なんじゃこりゃー! 台湾ドル爆上げ?



Yahoo! からもらってきました。
ここ5日の円/台湾ドルの動きです。
最後にぴょこんと上がっていますが、
3日から円が怪しい動きになっています。
この急降下は何でしょう。

円、ドルその他、主要通過の値段が台湾ドルに対して下げているので、
台湾ドルが、爆上げしている模様。

誰かがすんごい勢いで台湾ドルを買ったってこと?
何を売って?
誰かが米ドルを爆売り?

原因はたぶんこれ。
---------------------------------------------------
(bloomberg.co.jp)
  12月29日(ブルームバーグ):台湾の中央銀行は30日の金融政策決定会合で、
不動産価格上昇とインフレ加速を抑制するため、今年3度目の利上げに踏み切る見通しだ。
---------------------------------------------------

なんか台湾すでにインフレみたい。
で、その原因はたぶんこれ。

---------------------------------------------------
(2011-01-04 中國時報 【中廣新聞/張雅惠】)

人民幣兌美元匯率的中間價六點六二一五,連續第十個交易日走升。
市場傳言,中國人行將再次讓人民幣匯率升值,不過,研究機構預測,
中國十二月的CPI年增率百分之四點三左右,將比十一月的五點一下降,
中國人行採取「緩升」走勢,以免對經濟產生衝擊。人民幣升值壓力不減,
亞洲貨幣看升,新台幣兌美元匯率盤中仍然飆升超過一元。
---------------------------------------------------
















↑は台湾の加権指数(日本の日経平均みたいなもの)。

誰かが爆売り?
たぶんこれは12月末に仕込んでいた人が利益確定したような感じ。
海外からの投資家がたくさん台湾ドルを買ったんなら、
株は一旦下げて、また上がりそうな気がする。

その他に、お金はどこに行くんだろう?

でも、ってことは、しばらく台湾ドルが高値で取引されるってことなの?
ちょっと観察が必要。

Kikukは素人なので、みなさんあんまり参考にしないでね!


ちなみに上↑は、ここ1年の円/台湾ドルの動きです。

2011/01/04

[Doblog拾遺]中嶋洋一先生のこと(2007年6月27日投稿)

私は以前Doblogというブログサービスでお世話になっていました。
とっても使いやすいサービスで気に入っていたのですが、
そこがサービス停止になりました。2008年ごろでしたか?

でも、そのころ書いた文章というのは、
今読むとなかなかいいことが書いてあるのです。
ということで、Doblog時代の文章を、
少しずつ復活させていきたいと思います。

これは2007年6月27日投稿で、
ちょうどこのころ、「授業で歌、やりたいなー」と思っていたようです。
以下、原文ママです。

------------------------------------------------------------


私は自称「日本語教師」ですが、
英語教育の世界には本当に学ぶべきことが多く、
いつもいつも参考にさせてもらっています。

特に、日本の中学校や高校の英語科の先生の実践は、
ここ台湾の日本語の現場にかなり状況が似ていて、
授業について考える時、とてもよい参考になります。

# どちらも、目標言語が話されていない土地での「外国語教育」ですから。

そんなすばらしい実践家のお1人、中嶋洋一先生をご紹介します。

# 先生のプロフィールはこちら

私が持っている本は次の5冊です。

1) 英語のディベート授業30の技(1997年、明治図書)
2) 英語好きにする授業マネージメント30の技(1999年、明治図書)
3) 学習集団をエンパワーする30の技(2000年、明治図書)
4) だから英語は教育なんだ(共著、2002年、研究社)
5) 英語教育 ゆかいな仲間たちからの贈りもの(共著、2004年、日本文芸出版)

それから、これは近所の文藻外語学院の図書館所蔵のもの。
(文藻の図書館は一般市民でも身分証を提出すれば利用可能、
土日も営業しています)

6) “英語の歌”で英語好きにするハヤ技30(2000年、明治図書)

中嶋先生の実践のすばらしさを短かく表現するのは、
私には難しいことなのですが、
「緻密さ」と「遊び心」という2つのキーワードが浮かびます。

まず「緻密さ」ですが、
これは明確なゴールとそれに向けた長期展望に支えられています。
中嶋先生のゴールは中学3年生が卒業する前に、
「ハードカバーの卒業文集を英語で作成する」というものです。
中学生が、英語で詩を書くんです。詩ですよ!
しかも内容がとてもすばらしいもので、びっくりです。

# 詩は先生の本の中にも数点掲載されていますが、
15(フィフティーン)―中学生の英詩が教えてくれること かつて15歳だった全ての
大人たちへ
(ベネッセコーポレーション)という詩集も発売されています。

その大目標に向かって、何年生のいつまでに何をする、
という到達目標を置き、
音読、シャドウイングなどを含むありとあらゆる基礎練習と、
スモールトークやディベートなどの、
コミュニケーション練習をたっぷり積み重ねます。

「そんなにハードな授業じゃ生徒も大変だろうな」と思います。
確かに大変ではあるらしいのですが、でも、
そこを補って余りあるのが中嶋先生の「遊び心」です。
授業には歌の時間がある(年間60曲ほど歌うそうです)、
音読や小テストはゲーム感覚、
導入は怪談あり、手品ありの盛り沢山。
きっと生徒たちは目をキラキラ輝かせてるんでしょうね。

# 実際輝いてます。中嶋先生の実践を紹介したDVDで見ました。
中嶋洋一の『子どもが輝く英語の授業』(全6巻)
これの第5巻【基礎・基本編】は授業の中で如何に基礎練習を楽しくさせるか
についてのアイディアが、実際の授業風景の中で見ることができます。
特におすすめです。

先生はまた、ペア練習やグループ練習を多用されるのですが、
これがまた緻密で、何と学生にソシオ何とか(失念!)というアンケート調査を元に、
ペアを割り振るという念の入れよう。

そこまでやる?
っていうか、普通の公立の中学校の現場で、
やろうと思えば、そこまでできるんですね。
普段から「○○だから××ができない!」などと、
文句ばかり垂れている私は、
先生のご本を読んで、DVDを見て、
大いに反省し、そしてこんな授業をするぞと固く誓うのでした。

# でも長続きしないんですよ(泣笑)

英語教育に限らずですが、
日本の教育界には、
魅力的な実践をなさっている教諭が本当にたくさんいらっしゃって、
「実践家」として、いわゆる「研究者」とは異なる次元で、
様々な知見の蓄積をされています。

不祥事ばかりが目立って報道される日本の教育界ですが、
あまり日の当たらない所で、
生徒たちのために「ここまでやるのかー?」というほど、
力を尽くされている実践家たちの存在を、
私は絶対忘れませんからね。

そして私も、そんな実践家の1人でありたいと願いつつ。

2011/01/03

今学期歌った歌

私の歌の時間のコンセプトは、
基本、「歌いつごう昭和の名曲」です。
でも、ネタに困って新しいのも時々挟みます。

違法コピーはしない、
歌詞の漢字のルビは私の発音を聞いて自分で書く、
好き嫌い言わずに全員参加、
をモットーにやってます。

今学期のラインナップはこんな感じでした。


1. 涙そうそう(夏川りみ)

これはなぜか、みんなが気に入ってしまった。
特に「あーりが、とー’おって」の所がおもしろいらしい。
以前はポリリズムを学期第1曲に据えていたのだが、
台湾でPerfumeの知名度が一向に上がらんので、
苦慮の末この曲に差し替えた。

2. 元気を出して(竹内まりあ)

「この曲はね、失恋した娘をね、
お母さんが“がんばれ”って励ましてる歌なんだよ。
こんなふうに娘に言えるお母さんって、かっこよくない?」
と説明した。本当は違うかも知れんけど。
あと、学生の中に「あ、これ薬師丸ひろ子の歌ですね?」というのがいた。
何者だ君は?

3. 夢で会えたら(吉田美奈子

ネタ切れで、苦しまぎれで出した曲だったけど、意外に受けた。
なんでだろう。

4. 時代(中島みゆき)

ここで、「人生ってのはだなー」と偉そうに説教たれたかったのだが、
時間が押したので割愛した。

5. 花(夏川りみバージョン)

このバージョンの1番は無伴奏で、歌がきれいすぎて、
私は勇気がなくて一緒に歌えない。
だけど、若者たちはそんなこたーかまっちゃいない。
自慢の喉を歌にぶつける。
若いってすばらしい…


ちなみに、わたしはあんまり邦楽を聞かないので、
1996年以前にカラオケで聞いた曲の記憶などをもとに、
メニューを組み立てています。

2011/01/02

「民主100年」、おめでとう!

建國100年 總統:前人付出 開創民主歷史(中央廣播電台)

馬總統說:『(原音)在100年前,中華民國的誕生,是亞洲第一個民主共和國,我
們繼承了中華5000年文明!這一百年來我們看到有血淚也有歡笑,有屈辱也有光
榮,但整體看來是一個否極泰來、漸入佳境的過程;在這裡我們要感謝所有的先
賢先烈為這個國家所付出的努力,包括他們寶貴的生命和青春,也因為這樣,我
們才有機會在政治經濟上開創了前所未有的歷史,成為在世界一個很重要的案
例。』

国民党が台湾を(不法に)領有してから、
すぐに戒厳令敷いて、自慢の「民主的な」憲法を凍結して、
約40年間(1948年から1987年)特権階級として好き勝手やって、
いわゆる民主化したのはここ20年ほどのことだというのは、
無視ですか、そうですか。

中華民国(台湾)のGDPはどこを見れば分かるか?

GDPは、台湾の言葉で、
國內生產毛額(Gross Domestic Product, GDP)
(http://www.stat.gov.tw/ct.asp?xItem=10869&ctNode=2404)
というらしい。

で、この言葉をキーワードに検索を掛けると、
ここに行きつきました。
行政院主計處の、『中華民國統計資訊網』
(http://www1.stat.gov.tw/mp.asp?mp=4)

さらにここから辿って、
http://www.stat.gov.tw/ct.asp?xItem=14616&CtNode=3564&mp=4
のページ中の、

國民所得統計常用資料 ( [平均每人] 國民(內)生產毛額、國民所得及平均匯率等)

というところをクリックすると、
Excelの表にまとまった資料をダウンロードできます。

これによると、西暦2010年(民国99年)の第2四半期のGDPは、
103,458,000,000USドルらしいです。
この時期の貿易総額を、このGDPで割れば、
この時期の貿易依存度が出る、
ということらしいです。

これで貿易依存度がどうとかこうとかっていう数字は、
出せる準備ができたのかな?

ちなみに、ECFAがどうとかっていう問題は、
第2四半期ではなく、第3四半期からです。
この時期以降のGDPは、2011年1月2日現在、確定の数値が出ていないみたいなので、
どうなっているかはまだ計算できません。
しばらく先になります。

ところで、この『中華民國統計資訊網』ですが、
若者向けのページっていうのもあって、
ここ(http://stud.stat.gov.tw/np.asp?ctNode=5307)の
『數字報報』を見ると、これまた興味深い数字が。
えーと、なになに?

98 年初次任職(僱用無工作經驗者)每月平均
經常性薪資 23,896 元;按教育程度別分,國中
及以下 19,543 元、高中或高職 20,869 元、專科
23,588元、大學 26,175元、研究所及以上 31,214


そっか、私の給料はそんなに少ないのか...
orz (←古い?)

2011/01/01

新年おめでとうございます

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

この9月から、忙しすぎて全然更新できてません。
忙しいのは、別にお金儲けしてるからじゃないのがつらい!
何というか、つまらない意地というか、

「世の中ってのはそうなんかも知れんけどなー、
ボクちゃんそんなん認めんもんねー」

というか、
まあそういう理由で忙しいのですね。(笑)
敵も増えるしね。(笑)

それはともかく、当地台湾では普通の土曜日で、
私は普段通り仕事やら論文の作業やらに明け暮れているのですが、
急に韓国のインフレについて調べたくなりました。

ご存知の方も多いと思いますが、
韓国は、いま物価上昇で苦しんでいます。
原因は、中国への経済依存なのですが、

ECFAに調印しちゃった台湾でも、おんなじことが起きるんじゃないの?

というのが私の問題意識です。
んで、数字を見て考えたいなーと思って、
見つけた便利サイト、

中華民国経済部国際貿易局の中の、
「中華民国進出口貿易統計」のページです。
ここ。
http://cus93.trade.gov.tw/FSCI/

左側にメニューが並んでるけど、
上から5つ目の「國家名次表」を選んで「查詢」のボタンを押すと、
台湾(中華民国)と貿易のある国々との取引額(ドル)が、
一覧表示されます。
えー、日本2位なんだー。そんなに関係が深いのかー。

他にもいろんな数字が見られて、
いろいろ楽しめます。

んーで、問題の貿易依存度を出すためには、
GDPに占める割合を算出すればよいようなのだけど、
それはまた今度にします。

とりあえず、日本円、下がってくれ!
2011年も、まだ平和であってくれ!